梅雨前線がゆっくりと北上し、九州の強い雨のエリアが拡大。土砂災害の危険度が増しています。 活発な雨雲が東シナ海から九州に進み、各地に強い雨を降らせています。20時30分までの1時間に鹿児島県さつま町・紫尾山で21.0mm、熊本県天草市・牛深で27.5mmを観測しました。 前回の大雨から時間が経っていないため土の中の水分量が今も多く、鹿児島県の一部では土砂災害危険度が「非常に危険」なレベルに達しています。20時25分に気象台は鹿児島県薩摩川内市、いちき串木野市に土砂災害警戒情報を発表し、20時50分には鹿児島市や姶良市などに拡大されました。また、熊本県は人吉市や水俣市などに土砂災害警戒情報が継続中です。
明日は九州から東海で土砂災害の危険度増す
明日6日(月)は梅雨前線がゆっくりと北上するため、強い雨の範囲が広がります。九州では北部でも雨の強まる所があり、四国や紀伊半島、東海でも局地的に1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨が降る見込みです 九州以外でも土砂災害の危険度が増すおそれがあるため、厳重に警戒をしてください。
少なくとも8日(水)までは大雨が継続
梅雨前線はその後も停滞するため、少なくとも8日(水)までは西日本から東海の広い範囲で大雨の続くおそれがあります。8日(水)朝までの48時間の予想降水量は、九州や四国、紀伊半島の広い範囲で150~300mmに達し、多い所で500mmを超えるような大雨になる見込みです。 線状降水帯が形成されるなど、狭い範囲に雨雲が集中した場合は、さらに雨量が多くなることも考えられます。大規模な土砂災害や河川の氾濫による浸水などのおそれがありますので、最新の情報を確認し、安全を確保するようにしてください。
ウェザーニュース
Source : 国内 – Yahoo!ニュース